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2017.12.17 更新

秋採用・冬採用で企業が求める人材とは?

秋採用・冬採用で企業が求めている人材とはどのような人なのでしょうか。秋冬採用を企業が行う理由・求められる人材・秋冬採用に挑戦する学生の傾向を踏まえて説明します。

秋採用・冬採用をする理由

秋採用・冬採用で企業が求めている人材を知るために、まず企業が秋採用・冬採用をする事情を理解しましょう。
秋採用・冬採用を行う理由で主なものとして、「採用予定人数に達していないから」、「予算が余っているから」、という二つが挙げられます。
「採用予定人数に達していないから」ということについては、近年就活生が沢山の企業を受け、複数内定を獲得することが当たり前になったために、企業が十分な数の学生を確保するのが難しくなってきている状況が背景となっています。複数内定を得た学生に10月以降内定辞退をされることが中小、大手を問わず多発しています。これが、秋冬採用でも案外大手企業の求人がある理由になります。
企業が秋冬採用をする理由として、「予算が余っているから」という場合もあります。企業は通常、前年度の予算に基づき運営されています。しかし、予算よりも大幅に支出が少なく利益が多く出た場合、節税対策上支出を増やさなくてはなりません。もちろん多くの中小企業では利益が多いに越したことはないのですが、その大きな利益増(収入)と課税率(支出)を天秤にかけると、秋冬採用で新卒を採用する予算使用法の方が得になる場合があるのです。

秋冬採用で求められる人材

「採用予定人数に達していないから」にしても「予算が余っているから」にしても、秋冬採用で求められている人材は、6月までの就活で求められているものと大きな違いはありません。しかし、一つ言えるのは、6月までの就活よりも保守的な人材が採用されやすい傾向があるということです。6月までの就活では、一度に採用する人数が多いために、数人は個性的な人材を採って、内定者の個性を豊かにしたいという考えが強いです。しかし秋冬採用においては、基本的に採用するには少人数となるため、冒険をするよりも保守的で確実な人材が採られやすいです。自分がいささか個性的であるという自覚を持つ人は、この企業側の思考を考慮に入れ、自分の見せ方を考える必要があります。

秋採用・冬採用に挑戦する学生の傾向

企業側が求める人材を理解したら、今度は秋採用・冬採用に挑戦する学生にはどのような傾向があるか考えてみましょう。
大きく分けて、「獲得した内定に満足せず、就活をやり直している学生」「公務員志望から転換した学生」「頑張って就活してきたがまだ内定が無い学生」「就活準備に出遅れた学生」の四タイプがあります。
「就活をやり直している学生」と「公務員から転換した学生」については、自分がなぜこの時期に就活をしているのか、という理由について掘り下げて考え、面接で自信を持って言えるように準備しましょう。
「頑張って就活してきたがまだ内定が無い学生」は、内定の無いことに気を落とさず、選考を受け続けることが大切です。100人就活生がいれば、内定の出る順番も1位から100位まであるのは仕方のないことです。自分はたまたま運が悪く、内定の出る順位が遅くなってしまっただけだと考えましょう。入社してみれば、内定の出た時期を気にする人など全くいませんので、めげずに引き続き頑張りましょう。
「就活準備に出遅れた学生」は、出遅れてしまった事実は事実として受け止め、そのうえで「なぜ自分は今まで内定を取れていないのか」という原因を分析し、それを素直に認め、改善しようと対策を考えてみましょう。面接では、「自分の至らなさで就活の対策を上手く進めることができず、見当違いの企業ばかり受けていました。そのせいで上手くマッチングせずに就活が長引いております。」というように正直に自分の非を認め、そのうえで現在は心を入れ替え就活に取り組んでいる姿勢をアピールするといいでしょう。面接官には謙虚な学生が好まれます。自分の至らない点を認めるのは辛いかもしれませんが、痛みを伴う反省はきっといい結果につながります。

まとめ

秋冬採用を行う企業、秋冬採用に挑戦する学生の種類は様々ですが、一番大切なことは、あなたの魅力を企業に余すことなく伝えられるか、ということです。抜かりなく準備をして本番に臨みましょう。

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