内定はもらったけど納得いかない、もう一度就活をやり直したいと思ったときには何をすればいいのでしょうか。悩める2020卒の就活生のために、考えられる選択肢を紹介します。
1.秋採用・冬採用にチャレンジしてみる
6月に面接のピークは過ぎますが、求人を続けている企業はまだまだたくさんあります。そのような企業に秋採用や冬採用で応募してみるのは、選択肢の一つです。
就活のピーク時を過ぎると、求人数は減少していきます。よって、今まで業界や職種を絞って就活していた人もそのこだわりはいったん忘れて、幅広い業界・職種を受けてみましょう。言い換えると、この際の企業選びのポイントは、「業界・職種」ではなく「働きやすさ」を重視してみる、ということです。「働きやすさ」とは具体的に、離職率が低い、休みがちゃんと取れる、能力が正当に評価される、社員の人柄が良い、等のことを指します。会社四季報や企業ホームページなどで公開されているデータを調べ、会社説明会や面接時には社員の雰囲気をチェックし、気になることを質問してみましょう。上記の「働きやすさ」全てを兼ね備えた完璧な会社はそうそう見つからないかもしれませんが、自分の働くうえでの価値観と近いところにある会社はきっと見つかります。
また、求人を探しにくくなってきている時期だからこそ、就活エージェント等を利用して、プロの力を借りるのも良いでしょう。一般的な就活エージェントは、企業に応募してから内定をとるまでの間、無料で内定を取るための支援をしてくれます。例えば「秋冬採用ナビ」は、秋採用・冬採用に特化したナビサイトで、登録し、求人に応募すると、就活エージェントが面接のアドバイスをしてくれるだけでなく、自分に合いそうな求人を紹介してくれます。エージェントが自分に合わないと感じたら、また新たな求人に応募すれば、違うエージェントに変えることもできます。
2.内定をもらった会社でいったん働いてみる
内定をもらった会社よりいい会社があるはずだと思ったとしても、いったんその会社に就職を決め、様子を見るというのも一つの方法です。OB訪問や会社説明会に参加し、データ収集を抜かりなくやったとしても、働いてみなければその会社のことを完璧に理解するのは不可能といっていいでしょう。合わないと思って入った会社でも意外と楽しく働くことができる可能性もあります。また、なんとなく「合わない」と感じた会社に実際に入社してみることで、どのような所がどんな風に「合わない」のかを実感として理解できます。会社の合わない所が分かれば、転職等を考えるときに今度は「合わなさ」を回避した適切な選択ができます。これは、社会人経験のない学生の就職活動よりある意味効率的と言えます。もちろん、就活において新卒という肩書は絶大な威力を発揮するので、慎重に検討する必要はあります。
とりあえず内定を取った会社に入社してみるが、なるべく早く違う会社に転職したい場合は、入社してすぐ(ゴールデンウィーク前頃)までに決断、準備をして、6月からの就活解禁に備えましょう。既卒の就活生は募集の対象外にしている企業もありますが、27歳までなど年齢制限を設けている企業もあるので、そのような企業を狙いましょう。上手くいけば、夏ごろまでに内定を取ることもできます。
まとめ
「就活をやり直したい」と思ったなら、なるべく早く動いて、戦略を立て動きましょう。ぼやぼやしていたら、結局何もできずに不本意な会社でずっと働くことになってしまいかねません。頑張ってください。