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2020.10.25 更新

【2021卒版】つらい就活「やめたい」と思ったときの対処法と巻き返し策

就活は人によって感じ方が異なるものです。ただでさえ大変なのに2021卒の就活生は新型コロナウイルスの影響で例年とは違った進め方を強いられています。例年の就活が参考にならず「やめたい」と感じている就活生も多いのではないでしょうか。

この記事では、「就活がつらい」「就活をやめたい」と感じている人に向けて、対処法と巻き返し策を解説します。

就活をやめたいと思っている人はあなただけじゃない

「つらいと感じるのは心が弱いからだ」と考えて自分のつらさを受け入れられない人もいるかもしれません。まずは、つらいと感じる気持ちを認めてあげましょう。

そして、同じ心境にある人に目を向けてみてください。「つらいのは自分だけではない」と思うだけで、気持ちが前向きになることもあります。まずは、就活をやめたいと考えている人をケース別にみていきましょう。

 

【2021卒就活】新型コロナウイルスの影響で、就職活動を続けている人

先日、2020年春に就職を予定していたものの、内定を取り消された大学生や高校生は昨年の5倍になったとニュースで報じられました。新型コロナウイルスの影響が深刻になるにつれて航空や旅行など2021年の採用を中止した業種もあり、特にBtoCのサービス系業界は、新型コロナウイルスにより大打撃をうけています。1年以上前から準備してきた人の中には「努力が報われない」「やる気が出ない」と思っている人も多いです。

 

公務員や教員就活に失敗して、就職活動を続けている人

公務員や教員の試験は一般企業の就活よりも遅い時期に始まります。公務員や教員は試験に合格するだけで即採用ではなく、別途志望する省庁や自治体に就活することが必要です。試験には合格したものの採用されなかったという人も少なくありません。

結果が出るのは夏頃なので、不採用になったらそこから方向転換が必要です。通年採用の企業も増えてきたとはいえ、人気のある企業の採用はすでに終わっている時期なので、気持ちの切り替えに時間がかかる人もいます。

 

何度やっても面接で失敗して、就職活動を続けている人

何十社、何百社とエントリーシートを出したのに1社も通過しない、最終選考で不採用になってしまうなど、人によって状況は異なりますがなかなかうまくいかないということはあります。不合格が続くと自分が否定されたように感じて就活をやめたいと思う人は少なくありません。

 

希望の企業から内定が出ずに、就職活動を続けている人

第2、第3希望の内定はもらっていても、第1志望の企業から内定が出ず、就活を続けている人はいます。就活を始めると視野が広がるため、就活前に考えていた志望度とは順位が変わってしまうこともあるでしょうし、どうしてか第1志望の企業からだけは内定が出ないという人もいます。第1志望の結果が出ていない段階で、決断することに対して不安を感じるのは当然です。また、自分が希望している業界や職種に「向いていない」と感じて、つらい思いをする人もいます。

1社も内定がもらえない人から見れば贅沢な悩みかもしれませんが、重要な決断を迫られる問題です。

就活をやめたいと思う理由

どんな時に就活をやめたいと思うのか、理由を考えてみましょう。

 

面接に落ち続けてまだ内定がない

多くの人にとって就活をやめたいと思うのは、なかなか内定をもらえない時です。不採用が続くと自分が社会から必要とされていないように感じてつらくなってしまうかもしれません。

しかし、そんな時こそ「就活に百発百中はない」ということを思い出しましょう。就活は事前準備次第で精度を高めることはできますが、職種の向き不向きや企業との相性があります。なかなか内定が出ないのは、そもそも自分にマッチしていない業界や企業を志望している、自己分析が不十分、といった可能性があります。就活は他の就活生との相対比較や採用担当者との相性など、自分ではコントロールできない側面もあるのです。

 

希望の企業から内定が取れていない

1社も内定が出ていない人にとってはうらやましく思えますが、希望の企業から内定が出ていないことは本人にとってつらいものです。第1志望の企業から内定がもらえた場合、それ以外の選択肢は断らなければならないからです。こうしたジレンマは選考が進んで採用担当者と仲良くなったり、当初思っていたのとは違う面が見えて甲乙がつけがたくなってしまったりした時に生じやすくなります。

内定が出ているという安心感はあるものの、相手をがっかりさせたくない、嫌われたくないという思いが強いと、企業に断られるのはともかく、自分が断る側になってストレスを感じる人は少なくありません。

 

周囲が内定を獲得し始めて焦る

学校の友達やSNSなどで就活情報を得ることが増えています。自分の就活がうまくいっていない時に、周りの人の就活がうまくいっていると聞けば誰でも焦りを感じるものです。「なぜ自分だけが」という嫉妬心を覚える人もいるのではないでしょうか。自分は周囲の人よりも劣っていると考えてしまったり、友達のよい知らせを素直に喜べない自分に対して自己嫌悪に陥ったりすることもあります。「就活がなければこんな思いをすることもなかったのに」と就活をやめたくなる人も少なくありません。

就活は情報戦と言われるほど情報収集はとても大切です。しかし、就活仲間と情報共有することでネガティブな感情が沸き起こってきたら、少し距離をとってみるのもひとつの方法です。

 

卒論や卒研など学業との両立が大変

近年の就活生は昔と比べて忙しくなっています。自己分析や業界・企業研究のほか、説明会やインターンシップへの参加、適性検査や面接対策など、就活でやるべきことは多いです。これだけやれば十分という安心感を得るのは難しいでしょう。

加えて学校の卒論や卒業研究があります。就職活動において、外で過ごすことが多くなると交通費や外食費が増えて金欠に悩むことも珍しくありません。アルバイトとの両立も悩ましいです。

そうした過密スケジュールに疲れ果て、やめたい気持ちが膨らむケースもあります。大変だからこそ、早めに準備を始め、念入りにスケジュール管理を行うことがポイントです。

 

就活のすすめ方がわからない・やることが多すぎる

新卒での就職活動は誰もが初めての経験です。そのうえ、やることも多く、どこまでやっても十分やったという安心感を得ることが難しいです。そもそも何からやればよいかわからない。さらに不採用が続くと、何をすれば、内定を取れるのかわからなくなることもあります。

就活生は非常に多忙ですが、忙しくても必ずしも報われるとは限りません。入念に対策していても採用につながらないこともありますし、忙しさに加えて不採用が続くと就活を続けるエネルギーが枯渇してしまう人もいるでしょう。

就活をやめたくなった時の対処法

就活は同時に複数のことを並行してやらなければなりません。就活を楽しめる人もいればそうでない人もいます。ここからは、就活をやめたくなった時の対処法を解説します。

 

少し休憩をしてみる

就活をやめたいと思った時は一度就活と距離を置いてみるとよいでしょう。焦りや嫉妬心、自己嫌悪感などのネガティブな感情を抱えたままで突破できるほど就活は甘くありません。荒治療かもしれませんが気持ちが落ち着くまで就活情報サイトやSNSを一切見ない、というのもよい方法です。自分の気持ちを乱す原因から距離を置いてリフレッシュするのです。冷静な気持ちを取り戻すことで、打開策が見えてくることがあります。

 

信頼できる人に相談をしてみる

つらいと思ったら、率直な気持ちを信頼できる人に相談してみましょう。相談相手は、できればあなたの気持ちを否定せず受け止めてくれる、利害関係のない人がおすすめです。身近な人はあなたのことをよく知っているからこそ、客観的に話を聞いてくれないことがあります。

もし適切な人が思い浮かばなかったら、キャリアコンサルタントに相談してみるのも方法のひとつです。

 

キャリアコンサルタントと名乗っている人たちは国家試験に合格しています。キャリア相談のためのトレーニングを受けているので安心して相談できます。両親や友人などとは違う客観的な立場の人との対話から自己分析でも気づかなかった発見があるかもしれません。

就活がつらすぎてやめたい、と感じている時は専門家の助けを借りてみるのもよい方法です。

 

秋冬採用ナビを運営している株式会社ジェイックでは、国家資格を持ったキャリアコンサルタントが複数在籍しています。

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いままでの就活を振り返ってみる

休憩や信頼できる人との対話を通じて、これまでの就職活動を振り返ってみましょう。

なぜつらいのか、原因を知ることで適切な対処方法を見つかったり、方向転換ができるようになったりします。

 

今不安に感じていることを書き出してみる

やめたいと思う時は、自分の気持ちとは反対のことをしなければならない状況です。

振り返りと合わせて自分の気持ちに正直になって、何に不安を感じているのかを書き出してみましょう。やってみるとわかるのですが、意外と不安に思っていることはそんなにたくさんありません。心の中が不安でいっぱいな時ほど、不安な事を言語化してみることで、「なんだこれだけか」と安心につながり、前向きに行動できるようになります。

 

就活が終わった後の未来を考える・スケジュールを立てる

つらい時は未来のことを考えてみましょう。就活はたしかに大変ですが、長い人生で見れば通過点に過ぎません。そう考えると目の前のことを大げさにとらえるすぎる必要性はなくなります。

また、就職活動が終わったら、旅行にいくとか、欲しかったものを買うとか、自分へのご褒美を作っておくのも良いですね。

 

就職エージェントで相談をしてみる

小休止を経て就活の軸や方向性が定まったら就職エージェントに相談してみるのもよい方法です。

職業紹介を前提とするエージェントなら、就活を有利に進める具体的な方法をアドバイスしてくれるでしょう。

【2021卒版】あきらめないで!夏以降に内定を取る巻き返し策!

これまでは、夏以降に採用活動を行う企業は少数派でしたが、通年採用を行うところも増えています。ここでは夏以降に内定を獲得する巻き返し策を解説します。

 

夏以降に採用活動をする企業を探す

夏以降に選考をしている企業のほとんどは中小企業と思っている人は多いでしょう。実際は春選考で人材を集められなかった上場企業も採用活動を行っていることがあります。マイナビの「2018年卒マイナビ企業採用活動調査」では6割近くの上場企業が6月以降も採用活動を続けると回答しました。2021年卒の採用活動は新型コロナウイルスの影響で後ろ倒しになっている傾向にあり、夏以降に採用活動をしている企業を探すのはそれほど難しくないと考えられます。

 

また、春の選考解禁と同時に採用活動を進めるとライバルが多いため、あえて夏以降に採用活動を行う企業もあります。そういった企業は、ライバルも少なく、選考スピードもはやいため、短期間で就職活動を終了させることができる可能性が高まります。

 

自己分析や面接対策をやり直す

夏以降の選考では「春選考を受けたか」「他社からの内定は獲得したか」を聞かれるでしょう。また、「なぜこの時期まで就職活動を継続しているのか」など、答えづらい質問をされることもあります。

今、就職活動を継続している前向きな回答をできるように、自己分析や面接対策をやり直すのがおすすめです。

 

受ける企業の幅を広げてみる

あなたの志望企業の候補は、誰もが知っている有名企業や人気業界になっていないでしょうか?

そうした企業は日本全体の1割にも満たないのです。日本の経済の大部分を支えているのは、就職活動では人気のない中小企業です。経済産業省の「グローバルニッチトップ企業100選」をチェックして隠れた優良企業を探すのもよいでしょう。「業界地図」を片手にその企業のポジションを考えてみると新たな気づきを得られます。

 

大学や就職サイトから送られてくる案内を見逃さないようにチェックする

大学のキャリアセンター(就職課)や就職サイトも積極的に活用しましょう。特に学校の就職課に届く企業からの案内は有力です。卒業生の実績を元にしているため、採用に熱心な企業も多いです。大学によってはOB・OGの連絡先を入手できることもあるので、気になる企業があったら積極的にコンタクトしましょう。

 

Webの就活イベントで効率よくたくさんの企業に出会う

新型コロナウイルスの影響で、リアルからオンラインの就活イベントが増えています。オンラインの就活イベントは移動に時間がかからないので多く参加できます。地方や海外在住でもハンデなく参加できるので、オンラインを活用して効率よく情報収集しましょう。

 

就活の理想のスケジュールを考える

就活を始める前は、いつまでに終えるか理想のスケジュールを考えてスタートしましょう。理想のスケジュールを持って行動すると、いつまでに何をすればよいのかが明確になるので、行動しやすくなり、納得いく就職活動をできる傾向にあります。

 

まとめ

「就活が楽しい」と感じられるのはごく一部の人です。ほとんどの人は何らかのフラストレーションを抱えています。まずは自分の気持ちに向き合ってみましょう。

時には就活から離れてみるのもよい方法です。自分ひとりで解決できなければ周囲の人やサービスの助けを借りてみてください。

就活は一生を左右するイベントではありますが、新卒で入った職場で定年まで勤め上げる人は必ずしも多数派とは限りません。長い目で就活を考えてみましょう。

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